チューリヒ日本語教室では、チューリッヒ州教育庁 ( Bildungsdirektion des Kantons Zürich ) が推奨する「継承語および継承文化授業 ( HSK-Unterricht, HSK : Kurse in heimatlicher Sprache und Kultur ) 」の一環として、その指導要項に基づき、「継承語としての日本語」を学習しています。
授業は、毎週水曜日の午後に行われています。
現地校と両立しながら、長く日本語学習を続けていけるよう考慮したカリキュラムとなっています。
【沿革】
2010年12月に、現地校と両立のできる日本語学校を求める日本人有志が、「チューリヒ日本語教室協会」を設立しました。翌年8月にチューリッヒ市内で授業がスタート、2012年6月チューリッヒ州教育庁よりHSK授業校として認定されました。
教育庁の枠組みの中にあるため、公立校校舎の教室を無償で使用(それによって授業料を低く抑えることができる)、義務教育プログラムの一部として認められる(現地校の成績表に継承語として2年生より記載)、教員が教育庁主催の研修に参加できるなどの恩恵を受けています。
2024年8月現在、小中学部88名、幼稚部31名の生徒が在籍しています。
【運営】
私たちの教室は、「チューリヒ日本語教室協会」という協会(Verein)が運営しており、教室の運営資金は、会員から徴収される授業料と会費によってまかなわれています。
協会は政治的・宗教的に中立の立場をとる非営利法人で、その活動内容からチューリッヒ州Steueramtに非課税組織として認定された団体です。
お子さんを教室に通わせたい保護者は、チューリヒ日本語教室協会に入会し、協会員になり協会活動に協力する必要があります。
運営委員会は、総会で選ばれた協会員によって構成されています。
小中学部校舎と教室内